tegoto | kuma張子の熊

ゆらゆら首を振る、赤べこ的な熊のオブジェ。型に紙を張り重ねて成形する、張子という技法で作られています。首を揺らすとお魚を捕まえた直後のような躍動感が出て、なんとも愛らしい。「おっ、捕まえたの？」と声を掛けたくなります。やっぱりお魚は鮭なのでしょうか。

黒い部分は民芸紙という手漉きの和紙を使っているそう。キャラクター的なかわいさがありつつ、紙の素材感により和の感じも若干ある、おもしろい佇まいとなっています。かわいいだけのものじゃなく、ザ・民芸品というものでもなく、そのニュアンスが〈tegoto〉ならではのオブジェです。

製作は《obake》と同様に〈tegoto〉のデザイナーさんによるオールハンドメイド。パッケージもユーモラスで、細部まで遊び心の詰まった作品です。

また、木彫りの熊で知られるように熊は縁起物。といいつつも魔除けくらいしか意味を知らなかったので調べてみました。

大まかなところで、成長、出世、商売繁盛、子宝など。生まれたての子熊は人間の手のひらに乗るくらい小さいのに、成長すると巨大になるということから、成長や発展という意味合いが込められるようになったのだそうです。

そんなふうに縁起の良いものでもありますので、オブジェとして部屋をにぎわせてくれつつ、お守りにも。贈りものとしてもおすすめです。

パッケージ

仕様

tegoto

伝統的な郷土玩具や工芸品をベースに、知育やリデザインをテーマにものづくりを行う〈tegoto〉。製作はひとつひとつハンドメイドで、1人のデザイナーさんがデザインから製作までを一貫して行っています。

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