Sarah Petherick | Egg Spoonベトナムの伝統工芸品を
リデザインした、
サラ・ペセリックのスプーン

食用となったベトナム水牛の角や骨、家具工場から出た端材など、廃材を利用したカトラリーを展開する〈サラ・ペセリック〉。イギリスを拠点に活動するデザイナー、サラ・ペセリックさんがデザインを手掛け、ベトナムの職人さんたちが手作業で加工を行っています。ちなみに、ベトナム水牛の角で作るカトラリーやアクセサリー自体は、ベトナムで何世紀も前から続く伝統工芸なのだそう。

エッグスプーンですので、エッグスタンドにゆで卵を乗せ、このスプーンで食べる。というのが本来の用途。ですがそれだけじゃなく、ヨーグルトやプリン用のデザートスプーン、コーヒーや紅茶に添えるティースプーンとしても使えます。ゆで卵をスプーンで、というのが日本ではあまり一般的ではないのかなと思いますし、僕もやったことが無いのですが、デザートスプーン、ティースプーンとして良いなと思い選びました。

バリエーションはナチュラル、ブラック、ホワイトの3種類。ナチュラルとブラックは水牛の角、ホワイトは水牛の骨でできていて、素材の色味や表情には個体差があります。また、一点一点ハンドメイドで作られているため、スプーンの長さや形もばらつきがあります。柄の部分にはドットがあしらわれていますが、ここもそれぞれ位置が違っていたり、丸がちょっと歪んでいたり、加工の跡が残っていたり。そんなふうに大量生産品のような均一さ、精度の高さはありませんが、〈サラ・ペセリック〉のカトラリーについては手の跡の残る不均一さも魅力のひとつだと思いますし、そういう不完全なものだからこその味わいがあります。

ホワイトはつぼが浅い

すくって口に入れる丸い部分=「つぼ」についてなのですが、ホワイトのみ、ナチュラルとブラックに比べて浅いです。最初は個体差かなと思ったのですが、ホワイトは共通して浅いのでそういう仕様のようです。下に比較写真を載せているので、ホワイトをご検討の際はご参考ください。

仕様

Sarah Petherick

イギリスで活動する女性デザイナー、サラ・ペセリックさんによって2002年にスタートしたブランド。テーブルウェアはサマセットのアトリエでデザインされ、ベトナムのホーチミン近郊の小さな村に住む職人たちにより一つ一つ手作業で製作されています。

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個別写真