ネギシ製陶 | 飯碗ご飯のうつわ

〈ネギシ製陶〉さんの飯碗。名前の通り、ご飯を盛るうつわ。僕はこういうものをずっと茶碗と呼んできたんですが、飯碗っていわれると、そうだよな、飯の碗だよな、って思います。でもみんな茶碗って言いませんか？飯碗って言ってる人、会ったことありません。どっちが適当かって聞かれたら、絶対飯碗なんですけど。でもいまさら飯碗に呼び方を変えるのも、格好つけてるみたいでなんか気が引ける。ちょっとめしわん取って、とか恥ずかしい。だからまあ、呼ぶ時は茶碗でいいかと思っています。もしかしたら、みんなそんな感じで茶碗って呼び続けてるのかなあ。

さて、ネギシ製陶さんの飯碗ですが、手に持ってみると想像していたよりも軽く、非常に持ちやすいと感じました。底に設けられた高台の下に指を置いて持つとより安定し、手にしっくり馴染む感覚があります。またこの高台があることで、熱々のご飯を盛っても指に熱が伝わりにくく、持ち上げて食べやすい、そんな利点も生まれています。

ネギシさんの他のうつわにも共通しますが、一見「ふつう」でありつつもなにか惹かれる、そんなネギシさんらしい魅力がある佇まい。気に入った色をこれと選んで、大切に長く付き合っていきたい飯碗です。平皿や縁取り皿、その他のうつわとも相性ばっちりなので、ぜひご一緒に。

栃木県益子町でご夫婦で作陶されている〈ネギシ製陶〉さんは、毎日の生活で使いやすいシンプルな形、そして、天然の木灰をベースにした釉薬による独自のニュアンスカラーにこだわり作陶されています。

つけ置く時はきれいな水で

食後、ご飯粒がとれやすいようにつけ置いたりすると思うのですが、陶器は水を吸う性質があるため、汚れた食器と一緒につけ置くとにおいや変色の原因となります。つけ置く際は別々に行うか、さっとゆすいで汚れを落とした後に、ぎりぎり溢れない程度に水で満たして置いておく、などがよいでしょう。

カラーバリエーション

ネギシ製陶さんの器はどの色も落ち着いたトーン、風合いなので、色違いで組み合わせてもごちゃつかずにまとまります。

また、同じカラーでもロットにより色調やツヤ感、表情が大きく変わるため、シカジカでは在庫を個別に撮影して販売しています。下部の個別写真から個体を選んでご購入ください。特にイエローは表情の個体差が大きいです。

使い始めの目止めについて

土ものである陶器は磁器に比べて密度が低いため、目に見えない小さな穴や、貫入と呼ばれるヒビ模様から汁気を吸います。そのため、使い始めは目止めをお願いします。目止めは色々なやり方がありますが、ネギシ製陶さんでは「さっと汚れを落とし、3時間ほどきれいな水にうつわを浸す」という方法をご案内されていますので、こちらをお試しくださいませ。目止めを行うと、料理の汁気やにおいがうつわに移りにくくなります。

仕様

ご注文の前にご確認ください

個別写真