ネギシ製陶 | 平皿日常使いの陶器

栃木県益子町でご夫婦で作陶されている〈ネギシ製陶〉さんの《平皿》。《平皿》の魅力について考えてみると、余計なところがないさっぱりとした普通さ、シンプルさがやっぱりいい。そう思います。モノによるという前提はありつつも、陶器、焼き物はそもそも風合いが独特で、釉薬の表情も激しかったりと存在感強め。だから、そこにさらに強めの意匠、装飾が合わさると、お店では素敵だなと思っても、家に持ち帰ってみるとなんか馴染まない、浮いちゃうということが起こったりします。それで結局ずっと食器棚の奥にしまったままになっちゃったり。

だから、陶器は簡素くらいのシンプルなものが使いやすい気がする。ただ、もちろん個性的な形や装飾の焼き物も使いたい時はありますし、いろいろではあるんですけど。ともあれ、ヘビロテするのはやっぱりシンプルなものになってきますし、そんな日常使いに、ネギシ製陶さんの《平皿》は丁度良いのです。

もちろん、単にシンプルでノイズが無いからいいってことでもなく、ネギシ製陶さんならではの独特な色合いだったり、形や厚みのバランス、機能的なリム、そういったところも含めて良いと感じているのだと思います。土ものの風合い、シンプルさ、ニュアンスカラー。その調和にしっくりきている、そんなふうなのかもしれません。

サイズについて

シカジカで取り扱っているサイズは5寸皿、7寸皿の2つ。他のお皿も含め、自宅で普段よく使うサイズを選定しています。リムが立っているため汁気があっても大丈夫で、万能に使えます。リムがあることで手に持ちやすく、5寸皿は取り皿に丁度良いので、持ち上げやすいのは地味にうれしい。5寸皿は副菜のプレートとして、おやつ皿としても。7寸皿はメインプレートの定番サイズ。その日の主菜のプレートにどうぞ。これがあれば、汁物・丼物以外の料理はだいたい対応できます。

電子レンジでの使用について

シンプルで、色がきれいで、使いやすい。《平皿》はなんとなく、陶器版のiittala・ティーマって感じだなと思ったことがあります。まあティーマと違いレンジやオーブンは使えないんですが、それは陶器だから仕方がない。機能性を求めるなら、陶器調の磁器でレンジOKってのもありますし、そういうものも選択肢のひとつ。でも、いやそれは違うんだよなって思ったら、もうそれはそういうこと。短所も込みで、一緒に愛でていきましょう。

ちなみに基本的には電子レンジは不可ですが、ネギシ製陶さんのお話だと、たまに使うくらいなら大丈夫、ともおっしゃっていました。ただ器に負荷はかかるそうなので、やはり推奨はしておりません。

カラーバリエーション

ネギシ製陶さんの器はどの色も落ち着いたトーン、風合いなので、色違いで組み合わせてもごちゃつかずにまとまります。

使い始めの目止めについて

土ものである陶器は磁器に比べて密度が低いため、目に見えない小さな穴や、貫入と呼ばれるヒビ模様から汁気を吸います。そのため、使い始めは目止めをお願いします。目止めは色々なやり方がありますが、ネギシ製陶さんでは「さっと汚れを落とし、3時間ほどきれいな水にうつわを浸す」という方法をご案内されていますので、こちらをお試しくださいませ。目止めを行うと、料理の汁気やにおいがうつわに移りにくくなります。

仕様

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