KAY BOJESEN DENMARK | Hippo鉛筆持ちのヒッポ

カイ・ボイスンの木製アニマルといえば《モンキー》が有名ですが、個人的ナンバー1な推しメンはこの《ヒッポ》。ずんぐりとした胴体、下から見上げてくる呑気そうな顔がなんとも愛らしいカバです。鼻の下の毛穴、耳、短い尻尾など、絶妙なデフォルメ具合で表現されたディテールもたまりません。

発表されたのは1955年。2011年に復刻し、〈カイ・ボイスン デンマーク〉の木製フィギュアコレクションに加わりました。同シリーズの動物たちは曲線的な柔らかいフォルムのものが多い中、《ヒッポ》だけはすごく四角いフォルムをしていて、〈カイ・ボイスン デンマーク〉の公式サイトには「カイ・ボイスンの作品の中で最も角ばった動物」なんてふうに書かれています。

《ヒッポ》の大きな口は開閉できる可動式で、ここに鉛筆を挟んでおく、というのがカイ・ボイスン自身がやっていたもともとの使い方。鉛筆だけじゃなくボールペン等も可。機能だけみるとペン立ての方が良いし全然必要無いのですが、ご主人お気に入りの1本をくわえてじっと佇む姿はなんだか癒されますし、ペンを受け取る時にはよしよしえらいぞと褒めてやりたくなる、そんな忠犬ハチ公的かわいさに魅力があります。

そのほか、デスクでパソコンやスマホの充電コードの途中をくわえさせておけば、端子を抜いた時に床に落ちてしまう現象を防ぐことができます。機能について色々書きましたが、もちろんシンプルに置物としても。鉛筆が1本付属しているので、それをくわえさせて飾っても良い感じです。

素材はオーク材のオイル仕上げ。オークの経年変化は、長い年月をかけゆっくりと深みのある飴色に変わっていくのが特徴。だんだんとビンテージの佇まいに育っていく、その変化も楽しんでもらえたらと思います。

パッケージ

仕様

KAY BOJESEN DENMARK

カイ・ボイスン生誕125周年の2011年に、それまでカイ・ボイスンの木製オブジェを復刻生産していた、ローゼンダール社コペンハーゲンから独立する形で設立されたブランドです。 「丸みがあり、柔らかく、手に持ったときの心地よさを大切に」というカイ・ボイスンの信条のもと、今でもひとつひとつ手作業で丁寧に作られています。

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