MOEBE | Frameデンマーク生まれの
画期的なフレーム

デンマークはコペンハーゲンを拠点に、2 人の建築家と1人の家具職人で活動するデザインスタジオ〈ムーベ〉によるアートフレーム。アクリル板2枚、四方の枠となる4つのパーツ、それらを固定するラバーバンドからなるフレームで、一見シンプルですが、実は普通のフレームとはつくりが全く違います。この独自の構造が本当に画期的でして、後述しますがものすごく機能的で、取り入れやすくて、見た目もきれい。初めてこのフレームを知ったのはたしか2015年頃で、ハイテク的なことではなく構造だけでまだこんな発明が出てくるのかと衝撃的でした。

自宅では6年くらい前から使っていますが、今も変わらず気に入っていますし、自分的には代替になるものが無いので、もはや欠かせないアイテムとなっています。なにぶん使い勝手が良すぎるので、今後も買い足していくだろうなと思います。

アートのサイズを気にせず飾れる

〈ムーベ〉のフレームは、2枚のアクリル板で中にいれるものを挟むだけの簡単な構造。フレームよりも小さいアートを飾ると余白部分が透明な状態になるのですが、その見え方がとても良く、浮いているみたいに軽やかで、奥行き感もあって、とても独特で素敵です。そのため、フレームとアートのサイズが揃っていなくてもよく、もちろんぴったりならぴったりでもよく、フレームにおさまるものであれば何でも良い感じになるので、アートのサイズを気にせず飾れて非常に使い勝手がいいです。

また、一般的な額縁の場合、額縁と絵の間の余白はマットと呼ばれるものを用いて埋めたりするのですが、マットを使うと美術品感というか、高級感がでるので飾るものによっては合わなかったりもして、そういう観点でも〈ムーベ〉のフレームはどんなものでもフラットに飾れて良いなと思います。

いわゆるアート以外でも、ポストカードや思い出のチケット、お子さまがノートに描いた絵だったり、飾るもの、楽しみ方は色々。コラージュして飾ってもよさそうです。そのほか、ウェルカムボードに利用したり、あとは押し花を飾っているのも見ますが、そんな使い方もできるようです。

独自の構造が実現している
細く薄いフレーム

枠部分が非常に細く薄いのも〈ムーベ〉のフレームの特徴で、個人的にとても気に入っているポイントでもあります。普通のアートフレームの場合、枠となる四方のパーツを接合するので、特に木製だと強度を確保するためにある程度のフレームの太さ、厚みが必要になります。一方〈ムーベ〉のフレームの場合は、ラバーバンドを用いて4本の枠パーツを固定する方式のため、この接合が必要ありません。接合部分の強度を気にしなくていいので、ここまでの細くて薄いフレームが実現しているというわけです。

大きいサイズのフレームだと枠が太めでも気になりませんが、A5、A4、A3など小さめだと、サイズに対して枠の存在感が強くなるので野暮ったく見えてしまう感じがあり、僕は結構それが気になってしまいます。その点、〈ムーベ〉のフレームは小さいサイズでもすっきりと見えるのでそこが気にならず、そういった理由もあって大変重宝しています。

色と素材感について

カラーはオークとブラックの2種類。オークは無塗装というのがまた良いです。ラッカー塗装やウレタン樹脂塗装を施されたものと違ってツヤ感がないためチープさがなく、木そのままの素朴さと上質感があります。ブラックはアルミ製で、マットな質感。2つのカラーを混ぜて使っても良い感じです。

オークは日に当たることでだんだんと黄色味が強くなり、深みのある色合いに変わっていきます。いわゆる経年変化というやつで、オークの経年変化はよく、飴色に変わっていくなんて言われたりもします。ともに過ごした時間を、味わいとして目に見える形で感じることができる。そんなところも楽しんでもらえたらと思います。

ご使用に際して

アクリル板には表裏に保護シールが貼ってありますので、剥がしてからお使いください。フレームの組み立てに関しては、同梱の取り扱い説明書をご参考ください。

壁に掛ける際は、ピンを壁に刺し、飾った時に上側としたい辺のラバーバンドを引き出し、壁のピンに掛けてください。フレームは軽量なので、押しピンや虫ピン等でも吊り下げられます。ピンは付属しておりませんので、ご用意をお願いします。

パッケージ

仕様

MOEBE

2014年に2人の建築家と1人の家具職人により設立された、コペンハーゲンを拠点に活動するデザインスタジオ。徹底的に考え抜かれた構造、ディテール、素材による機能的かつ合理的でミニマルなプロダクトは、発表以来世界的な人気を博しています。

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